Manji’s diary

アラフォー卍が伝えたいこと

日本の出生率低下が国力低下をもたらすのか

 

米電気自動車大手テスラのCEOを務めるイーロン・マスク氏が5月7日、ツイッターで「当たり前のことを言うようだけど、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」と投稿し、衝撃を与えている。

 

マスク氏の発言の真意は分かりかねるが、日本が先進国の中でも特に少子高齢化が進み、人口減少社会の先頭を行っているのは事実であり、このままいくと最初に日本が滅び、それはいずれ地球レベルで起きることなのだと警鐘を鳴らしているのかもしれない。

 

人口減少や高齢化に備え、テスラは去年、新たなプロジェクトとして、人に代わって、雑用をこなすヒト型ロボット「オプティマス」の開発に乗り出しました。

 

オプティマスは、ラテン語で「最良」を意味するもので、現状のAIよりも高度なものを搭載し、自分で考えて動ける自律型ロボットを想定しています。世界一の富豪であるマスクの発言には、当然ながらその背後に次の「ビジネス」が想定されていると考えるべきです。つまり、人口が減少するのであれば、労働力を補う意味でも、ヒト型ロボットが必要になるということです。今回の発言は、新しいビジネスで世界の問題に対処しようと捉えているのかもしれません。

 

 

 

オプティマス」は、人口減少対策となるのか!?

ある程度の労働をヒト型ロボットに任せる近未来の世の中で、私たちに時間の余裕ができたとして、そこで子育てをしたいと私たちが考えるなら人口減少は回避されます。ただし、そう思わなければ人口が減少した分、ロボットが増える未来も考えられます。

 

 

 

日本の出生率の低下や人口減少に対して、今どのような対策が必要か

ヒト型ロボットをとりあえず横に置いて言えば、人口減を回避するには、結婚・出産・子育てがしやすいように、労働時間に余裕があり、賃金も増えて、かつ出産・育児手当の拡充が必要です。しかし、それらを達成するには国として抜本的な制度改革が必要です。つまり、人口問題は国の根幹が問われます。他にも、海外を含めて養子を受け入れやすくしたり、また積極的に移民を受けいれるという方法もあります。実際、日本は技能実習生という非常に問題の多い制度の中で、事実上、労働力として外国人を受け入れています。人口を増やし、国力を高めるためには、外国の人を日本に受け入れるのが早いですし現実的な選択としてありますが、しかし、移民の受け入れは、諸外国で生じているように、短期的には移民に仕事を取られるといった反対運動が生じる等、受け入れに難色を示す人もいるでしょう。多くの人が、外国の人が日本人として生きるということを、まだ考えられないかもしれません。一方で日本人になってくださる外国の方も、日本にくるメリットを感じないといけない色々な問題があります。

 

国の制度だったり、受け入れる体制をまず作らないといけません。同時に私達の「心の習慣」、「慣習」を変えていく。この選択肢をとって移民を受け入れていくことが必要です。個人的には様々な多様性、生産性をあげるためにはこういった制度が必要だと思いますが、日本全体、皆さまの心の中の習慣と対話していく事が課題になってくると思います。